アニメ「Angel Beats!」第一話 台詞抜き出しです。
頑張りましたので、無断転載はおやめください。
「ここは……どこだ?」
「なにも思い出せない・・・」
「目が覚めた?」
「あんた…」
「ようこそ。死んでたまるか戦線へ」
「唐突だけど、あなた入隊してくれないかしら?」
「は?入隊?」
「ここにいるってことは、あなた死んだのよ」
「は?・・・よくわからないんだけど」
「ここは死んだ後の世界、何もしなければ消されるわよ」
「消されるって…誰に?」
「そりゃ神様でしょうね」
「・・・じゃあ入隊って何?」
「“死んでたまるか戦線”によ。部隊名はよく変わるわ。最初は“死んだ世界戦線”。
でも死んだ世界戦線て死んだことを認めてることになるんじゃね?っていうことにより破棄。
以降へんせんを進めているわ。今は”死んでたまるか戦線”その前は、“生きた心地がしない戦線”
ま、完全にネタだったから一日で変わったけど」
「・・・えーっと、それって本物の銃?」
あきれたようなゆり
「はぁ、ここに来たやつは皆そんな反応をするのよね」
「順応性を高めなさい。あるがままを受け止めるの」
「受け止めて・・・どうすればいいんだよ」
「戦うのよ」
「・・・何と?」
「あれよ」
「・・・?」
「あれが”死んでたまるか戦線”の敵、天使よ」
「やっぱ”死んでたまるか戦線”はとっとと変えたいわ。あなた考えておいて」
(おいおい・・・どうみたってあれ普通の女の子じゃないか。なに言ってんだこいつ)
「あのさ・・・向こう行っていいかな?」
「はぁ?なに言ってるの、わけわからないわ!
どうしたらそんな思考に至るの!? アンタバッカじゃないの! いっぺん死んだら?」
「これは死ねないこの世界でよく使われるジョークなんだけど……どう、笑えるかしら?」
「じょ、ジョークの感想は良いとして銃を女の子に向けてるやつよりもまともな話が出来るか」
「私はあなたの味方よ。銃を向けるなと言うなら向けないわ。私を信用しなさい」
「・・・ん」
「おーい、ゆりっぺ!」
「新人勧誘の手はずはどうなってんだ? 人手が足りねぇ今だ。どんな汚い手を使ってでも…………あれ?」
「俺向こう行くわ」
「うわー!勧誘に失敗したーーーー!!」
(わけがわからない。なんなんだ、あいつら)
「あの・・・あー、こんばんわ。えっと、あんた銃で狙われてたぞ。あんたが天使だーとかなんとか言って」
「・・・私は天使なんかじゃないわ」
「だよなー、じゃあ」
「生徒会長」
(はぁ、アホだ俺は。あの女にからかわれてたんだ…チクショウ!自分が誰かも分からないし)
「はぁ・・・病院にでもいくよ」
「病院なんてないわよ」
「へ?どうして」
「誰も病まないから」
「病まないって・・・」
「みんな死んでるから」
「へ?」
「あ!わかった!お前もグルなんだな!オレをだまそうとしてるんだろ?なんだ、この記憶喪失もお前らの仕業か?」
「記憶喪失はよくあることよ、ここに時は事故死とかだった時は頭もやられるから」
「じゃあ証明してくれよ!オレは死んでるからもう死なない…って」
「・・・・」
「え?」
心臓をグサリ。
チャイム
「ここは・・・」
「生きてる・・・あんな激痛だったのに・・・」
「よくわかんねぇけど!こんなところにいちゃヤバイ!!」
ベッドの上から出ようとすると謎の男が現れる。
(なんなんだ、こいつら・・・)
「貴様か。ゆりっぺを侮辱し、入隊を断ったという輩は!」
「お、おい!待てよ!落ち着けって!」
「死ぬか?」
「っていうか、それね!それなんだよ!!死なない世界のジョークな!センスいいよ!」
「100遍」
「次ゆりっぺを侮辱したら、また舞うことになるぞ」
数十分後。
「殺す気か!って既にツッコミがツッコミじゃねぇ。っていうか何がこの世界のジョークだよ」
「死ぬほど痛いのに死ねないなんて最悪だ」
『ここは死んだ後の世界』
『何もしなければ消されるわよ』
「そうだ!消されればいいんだ!そうすればこんな世界からおさらばできる!でもどうすりゃいいんだ!」
『』
『』
「どこかに信用できそうなやつはいねぇのか!そうだ!大人を探そう!っていうか大人はどこだよ!先生は?!」
「校長にでも聞いてみるか・・・」
校長に訊いてみようと校長室のドアノブに手をかける。
すると、トラップ発動。音無は外へ吹っ飛ばされる。
「そうだなぁ、じゃあこういうのはどうだ?“死ぬのはお前だ戦線”」
「あたしが殺されるみたいじゃない」
「いやぁ、もちろん相手はあの女だ」
『・・・ん?』
三度目の目覚め。
今度は傍に人がいて何やら話し合いをしている。
話し合いのテーマは、組織の名前について。
「じゃあこっちみなさいよ」
『何処だ・・・』
「”死ぬのはお前だ戦線”」
「ぬっ!?やべぇ!確かにオレが殺されそうだわ・・・」
「他には?何か案はないの?」
『お、これは・・・』
「“走馬灯戦線”!」
「それ死ぬ寸前じゃない」
「じゃあこれでどうだ“決死隊戦線”」
「死ぬのを覚悟してるじゃない」
「“絶体絶命戦線”」
「絶対絶命じゃない!!」
「じゃあ“無敵艦隊”!」
「今度は戦線じゃなくなってる・・・」
「“玉砕戦隊”」
「殴るわよ」
「“ライト兄弟”!」
「のぉぉぉだぁぁぁあああ!!」
「いーい?最後は戦線なのよ!これは譲れないわ!私たちはこの戦線の第一線にいるのよ!もっとマシな案はないの?」
「ねぇ、その人もう起きてるんじゃない?」
「え?あぁ、気がついた?そうだ!こいつにも考えさせておいたのよ!時間はたっぷりあったわ、聞かせていただきましょうか?」
「何を」
「この戦線の名前に決まってるでしょ?」
「“勝手にやってろ戦線”」
「・・・ほう、ゆりっぺに歯向かうたぁいい度胸じゃねぇか」
「勝手にやってろっていってんだよ!」
「んだと!?」
「なんなんだよ、お前らは!オレを巻き込むなよ!!オレはとっとと消えるんだ!!」
「消えたい?今ここに存在しているのにですか?」
「ああ、そうだよ!」
「その説明はしたわ」
「抗いもせず消されることを望むと?」
「ああ!」
「抗いもせずミジンコになると?」
「ああ! あ!? ミジンコ?」
「へっ、魂が人間だけに宿るものとでも思ってたのかよ、てめぇ」
「浅はかなり」
「・・・お」
「次は藤壺かもしれん。ヤドカリかもしれん。フナムシであるかもしれん。」
「っは!まさか・・・!」
「なぜ浜辺に集中しているかということにツッコミをいれる余裕もないようですね。」
「ちなみに意味なんてありません」
「ほぉら、とっととここから出て行けよ!天使の言いなりになって無事成仏するんだろ?」
「フジツボになって人間に食われでもすんだな。幸せな来世じゃねぇか」
「フジツボ・・・」
「え?!フジツボって食べられるの?」
「食用のものもあります」
「知らなかったぜ」
「浅はかなり」
「まぁまぁ皆、そんな追い出すような真似はしないであげなさい。可哀想に」
「この我が……ぁ、えと、今何だっけ?」
「フジツボ戦線」
「そう。この我がフジツボ――」
「元に戻す!”死んだ世界戦線”」
「いい蹴りだったぜ・・・」
「この戦線の本部にいる間は安全なんだから。彼もそれを知って逃げ込んできたんでしょ。」
「いやぁ知らないし。入ろうとした途端吹っ飛ばされたし」
「ッて言うか!来世があったとして人間じゃないかもしれないって冗談だろ?」
「冗談ではない」
「だってそんなの確かめられないじゃないか!誰か見てきたのかよ!?」
「そりゃあ、確かめられないわよ。でも仏教では人に生まれ変われるとは限らないとされているわ!」
「そんな・・・フジツボだなんて・・・」
「まぁ、宗教なんて人間の考えたものなんだけど、でもね良く聞きなさい」
「ここが大事よ私たちが生きていた世界は、人の死は無差別に、無作為に訪れるものであった。
だから抗いようがなかった。でもこの世界は違うのよ。」
「天使にさえ抵抗すれば存在し続けられる。抗えるのよ」
「でも待て、そのその先にあるものはなんなんだ?お前らは何がしたいんだ」
「私たちの目的は天使を消し去ること。そして、この世界を手に入れる!」
「え?」
「まだ来て間もないから、混乱するのも無理ないわ。順応性を高めてなさい!そしてあるがままを受け止めなさい。」
「そして戦うのか、天使と」
「そうよ、共にね」
「・・・え」
ゆりっぺの差し出した手を音無が握ろうとしたその時、ハルバードを持った男がやってくる。
「早まるな! ゆりっぱぁはぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「アホだ・・・」
「自分の仕掛けた罠にはまってやがる」
「オレもああなってたのか・・・」
「ここに無事にはいるには合言葉が必要なのよ。対天使用の作戦本部というわけ。ここ以外に安全に話し合える場所なんてないわ」
「・・・少し時間をくれないか?」
「ここ以外でならどうぞ?」
「・・・」
「・・・ん?」
「・・・OKだ!・・・合言葉は」
「“神も仏も天使も無し”」
「私はゆり、この戦線のリーダーよ。で、彼が日向君見た目道理ちゃらんぽらんだけどやるときはたまにやるわ」
「はぁ~ん、ってフォローになってないぜ!!」
「彼は松下君。柔道ができるから皆は敬意を持って松下五段って呼ぶわ。」
「よろしくな」
「彼は大山君。特徴がないのが特徴よ」
「ようこそ、戦線へ」
「踊らないけど・・・」
「この人なりの挨拶よ、みんなはTKって呼んでるわ。本名は誰も知らない謎の男よ」
「そんなやつが仲間でいいのか?」
「メガネをいちいち持ち上げて知的に話すのが高松くん。ホントはバカよ」
「よろしく」
「・・あ、ああ」
「あと、彼が藤巻くん。」
「藤巻だ、坊主」
「坊主じゃない」
「で、さっき飛んでったのが野田くん」
「影で浅はかなりって言い続けているのは椎名さん。」
「そっちにすわっているのは岩沢さん、陽動部隊のリーダー」
「あとここにいないだけ戦線のメンバーは何十人と校内に潜伏しているわ」
「そういえば、あなた名前は?」
「え?ええっと・・・お、お、おと、音無」
「下は?」
「思い出せねぇ」
「記憶がないパターンか、安心しろ、じきに戻るさ」
「おい、制服渡さなくていいのか」
「あ、そうね。忘れてたわ」
「そういえば、なんでオレは、そのお前たちとは違うんだ?」
「貴方が違うんじゃないわ、私たちが違うのよ」
「それは模範生の格好、これはクラス“死んだ世界戦線”(SSS)の格好」
屋上にて。
「でかい学園だな」
「総生徒数2000人強、全寮製のマンモス校よ。いったい誰が」
「なあ。こんなところで話して大丈夫なのか?」
「あぁ。作戦の話以外ならね」
「う・・・・騙された気分だ」
「なに?」
「・・・いや」
「で、それ缶コーヒーか?」
「keyコーヒー。おいしいわよ?それが質問?」
「あぁ・・・いや、あいつらは?」
「今は部活やら帰宅やらの真っ最中ね」
「お前らはやらないのか?」
「そんなことしても消えちゃうじゃない」
「ああ?」
「天使の言いなりになって授業や部活を受けると、私たち人は消えちゃうの。」
「人は?まるであいつらが人じゃないみたいな言い方だな」
「その通り。彼らはNPCよ。」
「NPC?]
「知らない?ノンプレイヤーキャラ」
「ゲームの話か?」
「たとえよ。連中はこの世界に元からいる模範って意味。」
「なら自意識はないのか?話しかけても同じ答えしか返ってこないのか?」
「試してみたら?来たばかりのあなたには私たちとの違いは見抜けないと思うわ」
「あ、会話は成り立つのか」
「女の子にいきなりカンチョウしてみなさいよ」
「カンチョー?!」
「逃げるか蹴られるかするわよw」
「よ、よく出来てるんだな。・・・・先生も?」
「そ。ちなみにNPCは年を取らない。それは私たちも同じ。他には?」
「天使の凶暴性は?オレは出会ってすぐに指された」
「見てたけどアレはあなたの自爆じゃない。死なないことを天使に証明しろなんて言ったらそりゃ心臓一突きにされちゃうわよ」
「彼女にしてみれば職員室の場所を聞かれて答えたも同じことよ。」
「天使はこの世界のルールには従順、というわけか」
「不器用ってことよ。」
「自意識があるのか?」
「さぁね、謎。無感情、無愛想、言葉数が少なすぎる点ではNPCより個性的ね」
「じゃあ普通はあんな簡単に殺され・・・いや、やられたりすることはないのか」
「模範道理に校内活動を行わない生徒に対してはまず口頭注意。逃げれば追ってくるし、先回りして行く手を阻む」
「実力行使は?」
「目には目を!こっちから仕掛けた時はね。」
「オレのようにやられることもある」
「あと模範道理には振りでもしないことね。それで消えたやつもいるわ」
「わかった・・・じゃあ最後、神についてだ。・・・存在するのか?」
「私は信じるわ。まだ見たことはないけど」
「天使に聞いてみたことはないのか?」
「この世界の存在のことに関することについてはノーコメントみたいよ」
「・・・」
「以上、お勉強会は終了ね」